ファッション業界で生きるために必要なことは? その2
前回ファッション業界で生きるために必要なことを2つ挙げました。
前回の記事を見て頂くと、今のところ「そんなの当たり前じゃね!?」
ということしか書いていませんね~。
果たして今回の記事であっと驚くような要素は出てくるのか?
読み進めてみてください。
必要なことは?
③小さなことに気づく力
街をぶらぶら歩いていて、あそこのお店潰れたんだーとか
看板が新しくなったなーと気が付くことありますよね。
こういう大きくて目立つ変化は一目でわかります。
道路の柵のチェーン変わったんだーとかあんな高いところに
変な落書きがされてるなーとか、こういう変化って
気づかない人は永遠に気づかない。
逆に意識していないのに気づいてしまう人もいます。
ファッションのトレンドは一気にはい!って変わるわけではないので
少しずつ変化し始めている(=流行の始まり)に気づく必要があります。
これが激ムズなんですよ。なので小さな変化に気づける人は有利です。
大規模流行のきざしなのか、実はニッチな需要(街で見かける規模がピーク)
なのか、見極めも必要になってきますが。
私も街に出て人々のファッション傾向を探ったり、各競合店では
店頭で何をメインに打ち出しているかということを調査していました。
現代は1億総ユニクロ・GU化といった皮肉を言われるほど
画一化されたファッションが多いので、掴みやすそうですね。
流行を掴むためだけではありません。
自ブランドの現在の品揃えがしっかり消費者の需要に合っているか
こういった点も他社と比較して細かく見ていましたね。
①まだ市場では扱いが少ないが斬新でヒットするであろう商品(攻め)
②今後の流行が確実、または今流行していて置けば確実に売れる商品(攻め)
③何もしなくても売れる定番品(守り)
④何もしなくても売れるはずなのに今取り扱っていない定番品(守り)
競合と比較して、「これうちでやってないじゃん!置かないと!」とか
細かい気づきをもとにしてバランスよく仕入をしていました。
特に定番品はトレンド品と違ってファッションの賞味期限がないので
1年の売上の波に沿って欠品しないように在庫を置いておけば、
コケることのない売上になるため、年間売上の土台となります。
逆に定番品の売上をめちゃめちゃ伸ばすのは難しいので
(在庫積んで価格下げる以外方法ないし絶対にやりたくない。メリット0)
売上を伸ばすためには独自の攻め商品を開発したり、
今流行っているトレンドの商品を入れたりして(発注数読みムズイが)
両方で安定した売上を作れるようにしているんですね。
とにかく周りの人や他社が気づかない小さな情報に気づけることが重要で
無意識に気づけても、頑張って頑張って気づけてもどちらでもいいんです。
スマホで何時間もインスタやyoutube見て、疲れたー!より楽しかったー!
と思える人はもしかしたら向いているかもしれません。
とにかくたくさんの情報との戦いですから。
長くなったのでここまでです。
ここまできてもやっぱり当たり前のことしか書いていません(笑)
ということはやっぱりファッションの仕事ってどんな人でもできるのでは…?
あともう一つ必要なことがあるので続きます!